ブログBlog

定速温度変化試験機 ハイパワー恒温恒湿器 ARシリーズ(急速温度変化タイプ)を導入しました

  • 包装
  • お知らせ

ハイパワー恒温恒湿器 ARシリーズ(急速温度変化タイプ)

2026年2月、当社では新たに 「ハイパワー恒温恒湿器 ARシリーズ(急速温度変化タイプ)」 を導入しました。本装置は、国際規格 IEC 60068-2-14(試験Nb:定速温度変化試験) に対応し、最大15℃/分という高速な温度変化を実現できる最新鋭モデルです。
近年、車載電子機器・産業機器・医療機器など、多くの製品が多様な環境下で使用されるようになり、急激な温度変化への耐性評価のニーズが急増しています。今回の導入は、そうしたお客様の高度化する要求に応えるためのものです。

導入の背景:求められる“実使用環境”に即した評価

電子機器は、「屋内 → 屋外」「暖房の効いた室内 → 冷たい屋外」「車載機器の急速な温度変化」など、急峻な温度変動に日常的にさらされています。
こうした温度ストレスを再現する試験として国際的に広く用いられているのが IEC 60068‑2‑14(Nb) です。
特に自動車業界では、車載ECU・センサー・電源ユニットなど、温度差による材料膨張や内部結露、熱疲労などのリスク評価に不可欠な試験として位置づけられています。
当社でも、こうした評価ニーズに応えるため、高速温度変化 × 大容量 × 高発熱負荷対応の装置導入を決定しました。

ハイパワー恒温恒湿器 ARシリーズの主な特徴

① 温度変化速度:最大 15℃/分の急速温度サイクル試験に対応
IEC・自動車規格で要求される高速温度変化を安定して実現できます。
温度の立ち上がり・立ち下がりが非常に早く、大型製品でも試験時間の短縮が可能です。
② 広い温湿度制御範囲(−70℃〜+180℃ / 10〜98%rh)
低温から高温まで幅広い領域をカバーしており、複数の試験規格へ柔軟に対応できます。
③ 許容発熱負荷 9,000 W(20℃時)
発熱する電気製品・モジュールを、通電状態のまま試験可能。
大型の電源ユニット、EV関連モジュールなどにも対応できます。
④ 容量 784 L の大容量チャンバー
大型部品(ランプユニット、筐体、制御BOX)や多点試験にも対応。
装置ごと評価したいケースにも最適です。

対象となる製品例

大容量のチャンバーで大型製品にも対応

ハイパワー恒温恒湿器 ARシリーズは、以下のような製品の評価に最適です:

・車載電子機器(ECU、センサー、カメラモジュール、BMS、インバータ等)
・産業機器用制御ユニット・パワーモジュール
・通信機器(基地局ユニット、通信モジュール)
・医療機器・精密機器の電子ユニット
・民生電子機器(PC、IoTデバイス、光学機器など)
・金属・樹脂材料の温度ストレス評価
・大型アセンブリ品・筐体の熱サイクル試験


提供できる価値(Benefit)

  1. 試験時間の短縮:高速温度変化(15℃/分)により、従来より短時間で温度サイクル試験が可能に。
  2. 大型・高発熱製品も搭載可能:784L × 発熱負荷9kW により、従来対応が難しかった製品にも対応。
  3. 自動車業界向け試験に最適:IEC 60068-2-14 Nb ベースで、車載規格(LV124 など)の試験要求に対応
  4. 試験の再現性・安定性の向上:ハイパワー冷凍システムにより、温度制御の安定性が高く、精度の高いデータが取得

今回導入した ハイパワー恒温恒湿器 ARシリーズ により、当社はより幅広い製品・より厳しい環境条件への試験対応が可能になりました。2月初旬よりサービスインし、順次試験受付を開始いたします。
急速温度変化試験(IEC/JIS C 60068‑2‑14 Nb)をご検討の際は、ぜひお問合せページよりご相談ください。
製品の信頼性評価・温度ストレス検証にお役立ていただけます。

■当サービスに関連する資料が下のリンクからダウンロードしていただけます。
👉 ハイパワー恒温恒湿器 ARシリーズ詳細資料ダウンロードはこちら
👉IEC_JIS C 60068-2-14_Nb_試験事例集のダウンロードはこちら