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物流KPIで問題の可視化をしよう

  • 物流

KPIとは

KPIとはKey Performance Indicator(s)の頭文字をとった略で、日本語にすると「重要業績評価指標」といいます。目標の達成度や業務クオリティを数値データで定量化するためのひとつの指標です。

物流におけるKPIでは主にQCDと呼ばれるQuality(品質・サービスレベル)、Cost(コスト・生産性)、Delivery(配送条件)から管理指標を設定します。JBLでは長年にわたりKPIを用いて自社やパートナー業者の業務品質や目標達成度をモニタリングし、物流管理を行っています。

物流KPIで客観的な評価と問題の可視化を

JBLは3PL物流業者として複数のパートナー業者とともに最適な物流の構築を目指しています。そんななか何社ともおつきあいがあると、このパートナー業者はトラブル対応に強いとか、オンタイムデリバリーに強いといったそれぞれの強みを感じます。また、反対に少しここは弱いといった弱みを感じることもあります。KPI指標を用いるとこの方面強いけどここは弱いといった感覚的に感じていたことを数値データで見ることができます。

物流は特にコストばかりに目が行きがちな業種ではありますが、KPIを設定してモニタリングすることによりQCDの観点から包括的かつ客観的に業務品質の評価ができるようになります。パートナー業者との協業においては、お互いに共通認識を持つことができ、コスト削減や業務改善の提案を行うにあたっても強力なツールとなります。

また自社でKPIを用いて重要なプロセスを数値化しモニタリングすると、状況の変化が可視化できるため、何か異常値があるとその原因は何かを究明し、必要なアクションを取ることができます。これは自社における業務品質の維持・向上において重要な役目を果たします。



KPI設定のメリット

●数値データで現状を可視化できる
●共通認識をもつことができる
●変化や異常値を早期に把握しアクションにつなげられる



KPIを用いた具体的な評価管理の手法は国土交通省から「物流事業者におけるKPI導入の手引き」がインターネットにも開示されておりますので、取り組むにあたってはこれをガイドとされるとよいでしょう。

JBLでは物流管理のアウトソーシングを承っております。KPIを用いた管理も行いますので、物流管理についてのお悩みがございましたら是非一度ご相談ください。