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物流ロボットとは

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2024年問題がTVなどで取り上げられることが多くなりました。ドライバー不足のみならずのみならず物流業界での人手不足は深刻な課題です。そんななか注目されるものに【物流ロボット】があります。今回はこの物流ロボットについて種類や導入のメリット等を簡単にご紹介したいと思います。

物流ロボットとは

物流ロボットとは、倉庫内でのピッキングや仕分け、搬送などの作業をオートメーション化したロボットの総称です。主に人の手や判断を介在する必要のないピッキング、仕分け等の単純作業を人の代わりにロボットが行います。

物流ロボットの種類

物流ロボットには様々な種類があります。主な種類とその特徴についてご紹介します。

■AGV(無人搬送型ロボット):Automated guided vehicleの略。AGV走行用のレールや床に配置したQRコードや磁気テープを読み取り走行する。固定ルートの走行に適している。

■AMR(自立走行型ロボット):レーザーや画像認識などにより周囲の物や人物を検知し、目的の場所まで自律移動する。比較的小さい物や走行ルートを固定できない場合の運搬に適している。

■GTP(棚搬送型ロボット):Goods to personの略。商品を棚ごと作業者の元まで運び、ピッキングや格納作業を支援する。高所に保管してある商品の取り出しや戻しも容易になるため倉庫の保管効率の向上にもつながる

■AGF(無人フォークリフト):Automated Guided Forkliftの略。工程間の搬送やパレット単位での運搬・格納に適している

この他に仕分けを自動化する「ソーターロボット」や、箱をピックアップする「ケースピッキングロボット」等が物流ロボットの代表的なものとして挙げられます。

物流ロボットを活用するメリット

安田倉庫 厚木営業所に導入され稼働中の物流ロボット

●省力化や省人化
モノの運搬や仕分けをロボットが担うことにより、短時間に多くの作業を行うことが可能になります。またロボットは人と違い疲れによるミスや作業効率の低下がなく、物量の多いときや歩行時間が長い作業においても変わらぬ力を発揮することができます。

●作業の平準化
物流ロボットを導入することにより、作業スタッフの業務がよりシンプルになり、効率化のみならず引継ぎなどの簡素化が図れます。

●データの利活用と作業の向上
物流ロボットから得られるデータにより作業の可視化がなされ、このデータを活用することにより、さらなる効率的な作業への改善が図れます。

JBLの親会社である安田倉庫の厚木営業所においても、AMRピッキングロボットである「ラピュタPA-AMR」が導入されており、生産性の向上となりました。

紹介記事: 「安田倉庫、ラピュタロボティクスの「ラピュタPA-AMR」を厚木営業所にて本導入を行い、生産性向上を実現」


JBLでも様々な物流改善をご提案しておりますので、お気軽にお問い合わせよりご連絡ください。